詩歌川百景の4巻を読みました。
なかなか新刊がでないから嬉しい、楽しみな漫画です。
これは、有名なバナナフィッシュの作者である吉田秋生先生の作品で、バナナフィッシュとはまた、全然違いますが、
ものすごく面白い。超おすすめの作品です。
映画化もされた作品の海街ダイアリーのいわば、スピンオフ?シェアードユニバースみたいや位置付けの作品です。
なかなか人物関係はたくさん出てくるので、正直、関係図がほしいくらいなのですが、それぞれの登場人物の気持ちやそれに対する、周りの気持ちをとても丁寧にかかれた作品です。
まず、主人公の和樹は、前作、海街ダイアリーの主人公になるのかな?のすずの血のつながらない弟です。
前作の海街ダイアリーですずが鎌倉にいってしまったので、大好きだった姉にしてみれば自分は突然できた複雑な弟だっただろうし、血のつながらない、すずの実の父である、義理のお父さんが死んでしまっては、もう、姉は自分とかかわることはないだろうと思っていました。
が、すずは血のつながりはなくとも、父の墓を守ってくれていた和樹のことを実は気にかけていて、その後も、2人は姉弟として、ご縁をつないでゆきます。
そんな和樹の育ての親、飯田の義母が亡くなってしまいます。
そのお葬式をおこなうなかで、和樹はすずの父親のお葬式で自分はあまりに幼く、母はただ泣くだけで、すず1人に責任を持たせ、なくこともできず、お葬式をさせてしまったことを思い、悔やみます。
そんな思いをかかえながらも葬式をとりおこなう中、和樹は、自分がたくさんの周りの人たちに守られていることに気づきます。
血のつながりはなくとも、村のみんなが和樹と男の守のことをとても可愛がっていることが、読んでいるととてもわかって心がほっこりします。
和樹は、だめな母親のせいで、実の父親からはDVをうけており、母には守ってもらえず、その後も、すずの父親のときには、楽しい時間を過ごせるのですが、すずの父親亡きあとは、出会い系で知り合ったろくでもない、男と再婚し、母は、まだ、母恋しい弟の智樹をつれ、新しくできた、息子の守を育てれないとゆー理由で、兄夫婦のもとに預けて、和樹も母にはついていかないことを選んだとゆう、なかなかの生い立ち。
そんな中でも、周りの人々に愛される、人を信じることをあきらめなかった和樹はまっすぐ育つのですが、
母親についていってしまった智樹は、全く違う人生を送ることになってしまい。
そんな、智樹が今回、お葬式に顔をだして、久しぶりの登場でひともめあります。
他にも、とても頼れる大人、宮本さんの謎めいた、出生の秘密と、離婚のなぞ。など、気になる話もあった4巻でした。
そして、このお話のヒロイン、美少女、妙ちゃん。彼女も、まあ、母親がなかなかのお花畑脳の方なのですが。
こういうお話に
恋愛の話はいらないのよ!って思う話が時々あるのですが、
なぜか、全く恋愛感情を持ち合わせていない、和樹くんと、妙ちゃんはうまくいってほしいなーと思ってしまう、この心理はなんでしょー。
ちなみに、前クールのドラマ、西園寺さんは家事をしないは新しい家族の形みたいなことをいっていたので、あの2人に恋愛話はいらないと思っていた、私です。
もちろん、ミステリというなかれにもいらなかった。
とにかく、うまく書けない自分がもどかしいですが、
とーってもおすすめの作品なんです。
読んでて、涙が自然とこぼれ落ちてきます。
そして、久しぶりすぎて、話を忘れてるのもあり、一巻、さらには海街ダイアリーに入っている番外編から読み直すことに。
そして、また、泣く😭
とにかく、おすすめ